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法学系の本の感想や紹介、糖質制限、ダイエット

d払いとマイナポイント付与の罠

最近、こんな罠にかかったので記事にすることにしましたw マイナンバーカードを作ると、各種コード決済などで最大5000ポイントもらえたりします(25%なので、2万円チャージするとよい)。 最初、マイナンバーカードをスマホで読み取ろうとしたけど何回やって…

オーソモレキュラー医学入門 メインとしての一冊

エイブラハム・ホッファーのオーソモレキュラー医学入門というと、栄養界隈では有名な本。 各ビタミンやミネラル、その他サプリについて、1日に取ると効果的な量やメリット、取りすぎのデメリットなどについて詳しく書いています。栄養関係の情報を追記して…

アメリカの保守とリベラル

佐々木毅先生の「アメリカの保守とリベラル」を少し読み始めました。 序説で、アメリカの保守主義は自由主義という基本原理と結びついた形で成立しており、保守主義とリベラリズムの対立はあくまでこの大前提を受け入れた上での対立であること。 それに対し…

法令合憲と適用合憲

有斐閣憲法の争点の野坂先生の、憲法判断の方法に良い記述がありました。 合憲判断の方法として 1.端的に憲法〜条に違反しないと宣言するいわゆる法令合憲、これが圧倒的多数。 2.もう一つの類型として、適用合憲とでも称する手法がある。(法令の規定が不明…

適用違憲と法令違憲、処分違憲

日本評論社「憲法論点教室」の曽我部先生の部分違憲の章で、こういう良い記述がありました。 適用違憲は実は法令違憲の一種であることの説明の注として、「適用違憲において違憲とされるのはあくまで法令であり、これに対して処分違憲は個別の行為が違憲判断…

選択的夫婦別姓と部分違憲

「違憲判断が出れば役所に提出しようと夫と相談して準備し、婚姻後の名字の欄には「夫」「妻」の両方にチェックを入れた。」 https://t.co/tIfi5umB0C 朝日新聞の記事より。 tkcローライブラリーの解説はネットで無料で読めましたが、別氏での婚姻届の受理の…

新最強伝説・黒沢とアリストテレス

新最強伝説・黒沢という福本伸行の漫画に出てくるホームレスの先生が悟りの境地に達しているという話。 黒沢が出会ったホームレスの人の住処が撤去されてたんだけどその時言った言葉が、不幸な時感情にとらわれるのではなく、その事実のみを受け止め、そこか…

樋口陽一 国法学

この本を最近少し読んでる。憲法とかなり関連があるので、憲法をより奥深く勉強したい人や、憲法の基本書を読んでいてここを歴史的、哲学的、比較法的視点から見てみたいと思ったことのある人に特におすすめ。 樋口先生の本はこれに限らず、フランス等の、国…

保険法 一冊あってもいい本

有斐閣アルマの保険法第四版を買いました。2019年で、民法改正にも対応。 民法の特に不法行為などで、たまに保険法の条文が出てくる時があるけどそういう時に調べたりするのに便利。あと自賠法なども割と詳しい。 コラムの、統計上は、傷害については自賠責…

ブックオフオンラインの活用法

ブックオフがわりと近くにあるため、ブックオフオンラインで購入した本をその店に取りに行く方法を使ってみました(お金はそこで払う)。たしかブックオフオンラインは1500円以上で送料無料で、1500円以上にするためにあれこれ考えたりしないといけないけど…

保護観察付執行猶予者の執行猶予の取り消し

刑事政策の本読んでたけど、保護観察のところが興味深い。 保護観察付執行猶予者の場合、刑の執行猶予の取り消しを受けた者は平成22年で25.2%もいるんだよね。実に四人に一人。 保護観察付執行猶予といえば、へ○◯◯◯◯氏の話題が昨年はありましたね。 それと、…

判例の規範の明文化と受験でのテクニック

有斐閣のベーシック労働法を一日一章ずつ読んでいってるけど、今日は就業規則の不利益変更について読んでいた。判例が5つぐらいあげている規範が労働契約法により明文化されていて、この点は昔の受験生より覚える量は少なくていいねって思ったw まあ、明文化…

薬袋と靴の血痕による犯人性推認

https://news.yahoo.co.jp/articles/015922dbdd4c9d5bc1b82d38ff822df006c09a2a この記事は、犯人性推認について興味深い記事でした。 >男の靴に付着した丸い染みを府警の科学捜査研究所で鑑定したところ、被害者の80歳男性のDNA型と非常に高い確率で一…

労働法 有期契約と試用期間

労働法判例百選(古い版だけど)の最判平成2.6.5の有期契約と試用期間を読んだ。期限付職員契約書の交付を受けたのは雇用契約が成立した後であるという事実の、あてはめでの使い方がなるほどなーって思った(期間満了によって雇用契約が当然終了する明確な合…

最判令和2年9月30日 刑法207条

令和2年重判にのってるこの判例読んだけど、かなり重要な気がする。被害者の負った傷害結果についてαとβがあるけど、結果βは先行して暴行を加えた者abとの共謀成立後の暴行により生じた可能性はない場合の、207条適用の判例。 1.いわゆる承継的共同正犯の場…

プロテインブロートとサンドイッチによる糖質制限

メステマッハーのプロテインブロート(糖質1.5gぐらい)に、セブンイレブンのブロッコリーチキンサンド(糖質21.5g)の外側のバンズを外したものを載せたもの。 外側のバンズをはずしてるので、これの糖質は10gちょっとではないかと思います。 メステマッハ…

表現の自由の規制の4パターン

あまりこの分類での説明を基本書では見ないけど、2008年有斐閣「憲法の争点」のp118 佐々木弘通先生の、言論の内容規制と内容中立規制という記事にいい説明があります。 1.内容規制かつ全面的規制 2.内容規制かつ限定的TPM規制(時、場所、態様) 3.内容中立…

理解とは何かという考察

受験に限らないけど、理解ってなんだろうという話は前からある。 これは複数の観点から考察できると思うけど、一つの観点としては、以下のようなことが言えると思う。 ある概念、原理などについて、「…ということではなく〜ということである」というような理…

本を多く買うべきか否か

受験生の場合、基本書や判例集などの本を色々買うべきか、一冊に絞るべきか、みたいな話は昔からありますよね。 僕のイメージでは、理解力がある人、理解力に自信がある人ほど一冊や二冊に絞っている、または絞っていいというイメージがあります。 でもある…

憲法の基本書も新しい方がいいことについて

憲法は改正がないので、他の法律よりは新しい版である必要は薄いかもしれない。でも、判例がかなり重要で、しかもある項目の説明に大きく関与してくる場合がわりとあると思うので、できるだけ最新の版がいいですね。自分がもってる高橋和之先生や長谷部恭男…

立憲主義と日本国憲法

高橋和之教授の立憲主義と日本国憲法を買った。人権と統治が一冊にまとめられており、記述もかなり詳しいのでメインで使う一冊にできる基本書と思う。芦部門下で通説的見解のため、大学生で初めて憲法を学ぶ人やロー未修者にも問題ないと思う。 いくつかの箇…