アメリカの保守とリベラル
佐々木毅先生の「アメリカの保守とリベラル」を少し読み始めました。
序説で、アメリカの保守主義は自由主義という基本原理と結びついた形で成立しており、保守主義とリベラリズムの対立はあくまでこの大前提を受け入れた上での対立であること。
それに対してヨーロッパの保守主義は伝統的社会秩序を重んじるものであり、それに対置するのがヨーロッパのリベラリズム(自由主義)。
したがってヨーロッパ大陸流にいうなら、アメリカの保守主義とは自由主義であり、リベラリズムはやや社会民主主義に近いといってよい、ということが整理されており、わかりやすい。
このあたりが混乱して捉えられがちなので、このへんに興味ある人はおすすめです。
この本のリンクがなかったので、かわりに同著者の政治学の本を紹介します。
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